熊本大学教育学部附属中学校での社会科の授業を見学しました(2025年2月10日)

2017年に文部科学省から公表された中学校学習指導要領解説【社会編】の公民的分野では、「企業会計」や「会計情報の活用」についての記述が盛り込まれています。
当協会では、中学校での「会計」に関する授業のサポートとして、授業で使える教材や教員向け資料を制作・公表しています。

この度、熊本大学教育学部附属中学校の山本翔教諭に、当協会制作教材を用いた授業を実践いただきましたので、2025年2月10日(月)に実施された中学3年生の社会科の授業の様子をご紹介いたします。

会計情報を学習することで、私たちは市場経済とよりよくつながることができるのだろうか?

本単元は、熊本でも事業を展開しているチャリチャリ株式会社のご協力のもと、経済に関する既習の学習内容を踏まえたまとめ授業として実施されました。
単元を貫く課題として「会計情報を学習することで、私たちは市場経済とよりよくつながることができるのだろうか?」という問いが立てられており、生徒たちは「会計情報の提供と活用」の必要性や、貸借対照表・損益計算書の読み取り方のほか、チャリチャリ株式会社の事業について学習しました。

(本時)チャリチャリが熊本で発展するためには、どんな事業展開を行えば良いのだろうか?

本時では、これまでの学習を踏まえて「熊本でのチャリチャリ事業は、どのようにして成長させることができるのか」、会計情報をもとに企業の課題に対する解決案を考察した生徒たちより、チャリチャリ株式会社代表取締役の家本賢太郎氏へのプレゼンテーションが行われました。


プレゼンテーション後は家本氏から講評をいただき、家本氏も交えてクラス全体で更に発展した議論が行われました。実際のビジネスを題材に企業の代表取締役と議論する中で、社会科での学びが生きるとともに、深まりを見せています。


今回の授業で使用した教材を含む各種コンテンツは、下記ページよりご自由にダウンロードいただけます。是非ご活用ください。

教育関係者の皆様へ:https://jicpa.or.jp/about/activity/basic-education/tools.html

※ダウンロードした資料は授業以外の目的でコピー・拡散することはできません。
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