2025年3月29日(土)、アルカディア市ヶ谷(東京都千代田区)において、会計教育シンポジウム2025を開催しました。
本シンポジウムでは、『探究学習を深める会計リテラシー ~社会科での実践を踏まえて~』と題して、これまでに社会科・公民科で蓄積された学校教育における「会計リテラシー」に関する実践を共有するとともに、「会計リテラシー」を発揮できる場面として、総合的な学習・探究の時間でどのように活用できるかが議論されました。
開催報告
当日会場の様子
![]() |
基調講演 文部科学省の田村学主任視学官から、総合学習・探究学習の必要性、導入後の成果などについてご講演いただきました。 軽やかな語り口ながらも内容は重厚で、参加者は惹き込まれていました。 |
![]() |
JICPAの取組の紹介 公認会計士法で日本公認会計士協会の会計教育活動が位置付けられたことなどを踏まえたこれまでの取組や今後の方向性について、梅木常務理事から説明しました。 |
![]() |
パネルディスカッション(社会科・公民科パート) 玉川大学の樋口雅夫教授(写真左)をコーディネーターとして、岩野清美先生(写真中央)、淺川貴広先生(写真右)と、授業で会計リテラシーを扱った際の経験談や会計教育に関する現場教員としての感じ方などが議論されました。 |
![]() |
パネルディスカッション(総合・探究パート) 鶴田副会長(写真左)をコーディネーターとして、加藤智先生(写真中央)、辻陽介先生(写真右)が、総合・探究での事例の紹介を交えながら、会計リテラシーの活用と「真正な学び」の親和性などについて議論されました。 辻先生の机にあるリンゴは・・・? |
![]() |
交歓会 シンポジウム終了後、登壇者、出席者による交歓会を開催しました。 ご来賓としてシンポジウムに出席していただいたJ-FLEC(金融経済教育推進機構)の安藤聡理事長に乾杯のご発声を賜り、J-FLECの理念・業務概要などをお話いただきました。 その後の懇談では、シンポジウムの感想の共有や更なる議論が行われ、関係者同士のネットワーキングの機会となりました。 |
動画アーカイブ
coming soon..
採録記事・報告記
coming soon..
▼▼ 以下は開催前の情報です ▼▼
日本公認会計士協会は、日本教育新聞社の協力のもと、中学校・高等学校の教員や幅広い教育関係者を対象にシンポジウムを開催いたします。
現行の中学校の学習指導要領解説【社会編公民的分野】および高等学校の学習指導要領解説【公民編】に、「会計情報の活用」についての記述が盛り込まれたことを受けて、当協会では、教員向け教材の制作・提供等を通じて教員のサポートを行い、既に全国各地で教員による実践が行われております。
そこで、本シンポジウムでは、これまでの経験の蓄積を共有し、改めて生きる力としての「会計リテラシー」の重要性を認識していただくとともに、「会計リテラシー」を発揮できる場面として、総合的な学習・探究の時間での活用も視野に入れ、現代の教育において「会計リテラシー」をどのように生かしていけるかについて発信いたします。
開催概要
- 名称
- 探究学習を深める会計リテラシー ~社会科での実践を踏まえて~ jicpa会計教育シンポジウム2025
- 日時
- 2025年3月29日(土)13:00~16:00
- 会場
- アルカディア市ヶ谷 私学会館 5階大雪
(東京都千代田区九段北4丁目2-25) - 主催
- 日本公認会計士協会
- 後援
- J-FLEC(金融経済教育推進機構)、全国中学校社会科教育研究会、全国公民科・社会科教育研究会、経済教育ネットワーク、千代田区教育委員会、日本生活科・総合的学習教育学会
- 協力
- 日本教育新聞社
プログラム
基調講演 | 総合的な学習(探究)の時間が創り出す教科横断の架け橋 | 文部科学省初等中等教育局 主任視学官 田村学氏 |
---|---|---|
報告① | 会計教育に関する日本公認会計士協会の取組 | 日本公認会計士協会 常務理事 梅木典子氏 |
報告②パネルディスカッション | 「社会科・公民科における『会計情報の活用』授業実践と今後の展望」 |
コーディネーター:玉川大学 教授 樋口雅夫氏 パネリスト:北九州市立板櫃中学校 講師 岩野清美氏 パネリスト:都立蒲田高等学校 主幹教諭 淺川貴広氏 |
報告③パネルディスカッション | 「総合・探究的な学習において会計リテラシーを発揮できる場面とは」 |
コーディネーター:日本公認会計士協会 副会長 鶴田光夫氏 パネリスト:文部科学省教科調査官、愛知淑徳大学 准教授 加藤智氏 パネリスト:静岡県総合教育センター 教育主査 辻陽介氏 |