2018年07月10日
様々なシーンで公認会計士はお役に立つことができます!
経営者であり、かつ、大株主でもあるような中小企業の代表者が、自社を誰かに引き継ぐためには、事業承継特有の多数の問題を解決する必要があります。
親族への事業承継の相続対策はもちろん、その他第三者に事業を承継するための現状分析やスケジュール立案、事業承継先の選定、事業承継先との交渉、株式等の譲渡、その他様々なアドバイス等、あらゆる局面で公認会計士がお役にたちます。
STEP1 事業承継に向けた準備の必要性の認識
- 公認会計士は、「事業承継診断」を通じて会社の事業承継を計画的に進めるお手伝いをいたします。
STEP2 経営状況・経営課題等の把握(見える化)
- 後継者が継ぎたくなる会社にしましょう。
①会社の経営状況の見える化
- 経営力向上計画や同計画に基づく支援措置を内容とする「中小企業等経営強化法」の活用をサポートします。
- 公認会計士は、財務諸表監査・特別目的の監査・レビュー業務・コンサルティング業務を行います。
- ローカルベンチマーク
- 企業の健康診断ツールである通称ロカベンで自社の客観的は評価
- 知的資産経営報告書
- 知的資産に着目し自社の企業価値の源泉について適切に認識する
- 経営者保証ガイドライン
- 経営者と会社との取引や貸借、経営者保証の有無等、会社と個人の関係の明確化
②事業承継課題の見える化
- 事業承継支援マニュアル
- 財産の承継、税務対策、債務・保証・担保の承継、資金調達、株式分散
- 後継者候補の選定・育成
- いる場合は候補者の適性等を検討、いない場合は社内外の可能性を検討
- 企業価値評価ガイドライン
- 企業価値評価をして自社の実態を把握して、会社の現状を認識する
STEP3 事業承継に向けた経営改善(磨き上げ)
- ①本業の競争力強化
- 強みを作り弱みを改善する
- ②経営体制の総点検
- ガバナンス・内部統制の構築
- ③経営強化に資する取組
- 財務状況の適時適正な把握 公認会計士は、会社の経営改善(磨き上げ)をサポートします。
- 業績悪化の場合には、早期事業再生に着手し、公認会計士は、第2創業・廃業のサポートをします。
STEP4-1 事業承継計画を後継者と策定 ~親族内・従業員等の承継の場合~
- 株式等の事業用資産の分散防止
- 債務・保証・担保の承継
- 税負担への対応等
- 資金調達、組織
- 遺言、遺留分の民法特例、種類株式
- 金融商品円滑化法、金融支援
- 退職金・生命保険・信託
- MBO・EBO・LLP
STEP4-2 M&A等のマッチング ~社外への引き継ぎの場合~
- 専門業者や、事業引き継ぎ支援センターを活用 公認会計士は財務デューデリジェンスをします。
STEP5 実行
ポスト事業承継
- 事業承継支援の目標は、継いだ会社の新たな成長支援です。
- 事業承継を契機とした次世代の経営者による経営力向上
- 新たな分野への進出支援...海外展開、新事業(創業)
- 業務プロセスの改善によるIT導入支援
- 事業計画策定支援、税務戦略<
- 組織再編等の支援