新起草方針に基づく品質管理基準委員会報告書及び監査基準委員会報告書の体系及び調整作業について
常務理事 住 田 清 芽
常務理事 高 橋 秀 法
《Ⅰ.公表の趣旨及び背景》
日本公認会計士協会は、国際監査・保証基準審議会(以下「IAASB」という。)が公表したクラリティ版の国際監査基準(以下「ISA」という。)と国際品質管理基準(以下「ISQC」という。)を参考として、品質管理基準委員会報告書及び既存のすべての監査基準委員会報告書、監査・保証実務委員会実務指針第86号を新起草方針に基づく報告書に置き換える作業を進めてきました。
新起草方針に基づく報告書は改正作業が複数年にわたり行われたため、監査報告書関連の報告書を除き、平成20年以降、検討を終えたものから未発効の新起草方針に基づく「中間報告」として公表してきました。これは、監査基準委員会報告書は相互に関連し、一斉適用を原則とするため、実際に監査実務へ適用される際に混乱を招くことの無いよう、会員各位をはじめ広範な利害関係者へあらかじめその内容を周知しておくために公表してきたものです。
新起草方針に基づく品質管理基準委員会報告書、監査基準委員会報告書及び監査・保証実務委員会実務指針は、今般、ひと通りの改正作業を完了したことから、一定の調整作業を踏まえ、中間報告の位置づけから最終報告書に向けた公開草案として公表することとしました。
《Ⅱ.コメントの募集》
本公開草案についてご意見がございましたら、平成23年11月7日(月)までに、以下に、電子メール又はFAXにより文書でお寄せください(できるだけ電子メールでお寄せくださいますようお願いいたします。)。お寄せいただいたご意見につきましては、個別には回答をしないこと、また、氏名又は名称を含めて公開する場合があることを、予めご了承ください。
[意見募集期限]平成23年11月7日(月)まで
担当事務局: 日本公認会計士協会 倫理・監査基準グループ
電子メール: rinrikansa@jicpa.or.jp
F A X: 03-5226-3355
問合せ先: 03-3515-1166
《Ⅲ.各報告書の公開草案の一覧》
各報告書の公開草案については、中間報告の公表から時間が経過し、変更箇所が多い、いわゆるリスクモデルの報告書(240、300、315、330)及び、既に適用が開始されているカテゴリーAの報告書(560、700、705、706、710、720))については、新旧対照表を合わせて提供しております。
1.新起草方針に基づく品質管理基準委員会報告書及び監査基準委員会報告書の体系及び調整作業について
2.公開草案の一括ダウンロードはこちら。(変更履歴付)⇒コンフォーミング.zip
3.各公開草案毎、又は新旧対照表は、以下よりダウンロードください。
新報告書番号 |
報告書名[公開草案] |
<品質管理基準委員会報告書> |
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1 |
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<監査基準委員会報告書> |
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序 |
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200 -299 監査全般にわたる基本的事項と責任 |
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200 |
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210 |
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220 |
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230 |
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240 |
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250 |
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260 |
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265 |
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300 – 499 リスク評価及び評価したリスクへの対応 |
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300 |
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315 |
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320 |
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330 |
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402 |
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450 |
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500 – 599 監査証拠 |
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500 |
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501 |
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505 |
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510 |
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520 |
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530 |
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540 |
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550 |
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560 |
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570 |
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580 |
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600 – 699 他者の作業の利用 |
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600 |
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610 |
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620 |
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700 – 799 監査の結論及び報告 |
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700 |
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705 |
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706 |
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710 |
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720 |
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900 – 999 その他の考慮事項 |
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900 |
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910 |
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<監査・保証実務委員会実務指針> |
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第86号 |