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フィリピン

日本の南の隣国フィリピンは、飛行機で4時間。日本から最も近い東南アジアで、日系企業の進出企業数世界10位以内の常連国です。 2014年に人口が1億人を超え、1人当たりGDPも2018年に3千ドル越え。それでいて、人口の半数が24歳以下というダントツの若さで、「これからの主要市場」として注目する日本企業が多くなっています。 リゾートや留学ではセブが有名ですが、ビジネスの中心は、マニラ首都圏。東京23区と同じ広さに、23区の1.3倍となる13百万人(2015年国勢調査)が暮らす、世界でも最も人口密度の高い都市の1つです。日本人が多く住むマカティ市やBGC等緑豊かな街もありますが、悪化する渋滞は東南アジアワースト1とも言われます。現在、マニラ地下鉄や、クラーク副都心開発等の都市インフラ整備が、日本の援助も得ながら急ピッチで進められています。 一方で、海外で暮らすフィリピン人は、100カ国に1千万人と推計されています。在日フィリピン人28万人(2019年統計)は、中国人、韓国人、ベトナム人に次ぐ第4位の外国人口ですが、在外フィリピン人としてはマイナーな国。その多くは、高い英語能力と専門知識を活かして、米国や中東で活躍しています。