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ミャンマー

ミャンマーはインドシナ半島西部にあり、中国、ラオス、タイ、バングラデシュ、インドと国境を接し、東アジア、東南アジア、南アジアが出会う地政学的に重要な場所に位置しています。国土は日本の1.8倍、人口は5,000万人強を抱えています。 2011年の民政移管後、急速に民主化と経済改革が進み、年6~7%程度の経済成長を維持しています。軍事政権下での鎖国状態と経済制裁により世界経済と隔絶されていた分「アジア最後のフロンティア」への注目度は高いです。日本企業の動きも民政移管後活発化し、ODAによる道路や橋の建設、民間によるオフィスやホテル、レジデンス等の不動産開発、車から食品に至るまであらゆるジャンルの製造業、飲食店等のサービス業、オフショア開発を企図するIT業などが相次いで進出しています。一方で、電気、水道、道路等の基本的なインフラの不十分さや高度人材の不足等課題は多いため、進出企業にとっては根気強い対応が必要な国とも言えます。 ミャンマー初の証券取引所であるヤンゴン証券取引所の開設に先立っては、IPO支援経験のないミャンマー公認会計士向けの研修が足掛け2年に渡って行われ、JICPA会員も上場企業に求められるコーポレート・ガバナンスや内部統制、企業報告や開示制度への理解と対応、公認会計士の役割と倫理といったテーマで研修講師を務めました。