お知らせ

ベンチャーキャピタルファンドの公正価値評価に関する意見交換の開催について

2025年12月03日

 2025年11月5日(水)、日本公認会計士協会にて、業種別委員会と組織内会計士協議会組織内・社外役員会計士調査研究専門委員会のメンバーによるベンチャーキャピタルファンド(以下「VCファンド」という。)の公正価値評価に関する意見交換が開催されました。

 スタートアップへの資金供給の担い手としてVCファンドの果たす役割は大きく、近年、国内外の機関投資家からの資金調達拡大等を目指して公正価値評価を推進するための環境整備が進められています。

 業種別委員会においては、投資事業有限責任組合会計規則等の改正に合わせた業種別委員会実務指針第38号「投資事業有限責任組合における会計上及び監査上の取扱い」の改正等の対応を実施してきた一方、VCファンドの公正価値評価プラクティスの積み上げに合わせた監査の実務対応に係る活動を実施してきました。

 一方、組織内・社外役員会計士調査研究専門委員会においては、スタートアップエコシステムにおける課題の一つとして、VCファンドの公正価値評価プラクティスの進化を捉えており、IPOアドバイザリー、投資事業有限責任組合の無限責任組合員(GP)や有限責任組合員(LP)、省庁、学識経験者等それぞれの立場での議論を重ねてきました。

 そのような中、本勉強会は公正価値評価実務の進展に寄与することを目的として開催され、VCファンドにおける公正価値評価実務における論点や実務上の課題が活発に議論されました。

以  上 

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