お知らせ

研究公募の選定結果

2025年09月26日

日本公認会計士協会




 2025年3月に公募した「研究公募~公認会計士へのアクセス~」に関して、厳正なる審査の結果、以下の研究が採択されましたので、お知らせいたします。
 応募いただいた研究者の方々に深く感謝申し上げます。


研究題目: 公認会計士の生成AI に対する「信頼ギャップ」:監査法人におけるテクノロジーに対する態度に係る比較調査
研 究 者:( 代 表 者 ) 田口 聡志(同志社大学商学部 教授)
     (共同研究者) 田中 希穂(同志社大学免許資格課程センター 教授)

【研究の概略】
 生成AI などのテクノロジーを監査の場でいかに効率的・効果的に活用するかは喫緊の課題ではあるが、監査業務に従事する公認会計士の間で生成AIに対する信頼や活用についてのギャップが生じている恐れがある。
 本研究では、公認会計士のテクノロジーに対する態度を質問票調査により測定し、各属性間で比較することで、上述のギャップの存在の有無やその発生原因を明らかにする。本研究は、信頼等に係るギャップの存在や要因を明らかにすること、そしてその解決策を考察することで、今後のデジタル時代の監査実務のあり方に一定の示唆を与えるものである。



【公募の状況】
公募開始:2025年3月3日
応募期限:2025年5月7日
応募件数:6件

【選定結果の総括】
 採択された研究をはじめとして、AIの活用、CSR情報、ブロックチェーン技術が監査に与える影響など、公認会計士/監査業界が抱える先進的課題に焦点を当てた研究提案が寄せられた。
 採択された研究は、監査に従事する公認会計士の間におけるテクノロジーに対する態度の違いに焦点をあてており、その研究成果が監査現場における生成AIをはじめとするテクノロジーの効果的な活用に資する重要な示唆を与える可能性が高い点、及び学術研究上への貢献が期待できる点が評価された。

以  上

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