お知らせ

研究公募の選定結果

2024年09月30日

日本公認会計士協会




 2024年3月に公募した「研究公募~公認会計士へのアクセス~」に関して、厳正なる審査の結果、以下の研究が採択されましたので、お知らせいたします。
 応募いただいた研究者の方々に深く感謝申し上げます。


研究題目: 公認会計士の人材不足と監査品質
研 究 者:( 代 表 者 )首藤 洋志 (文教大学経営学部准教授)
     (共同研究者) 顧  俊堅  (筑波大学助教)

【研究の概略】
 本研究の目的は、公認会計士の人材不足と監査品質の関連性に関するメカニズムを解明することである。世界的な課題となっている公認会計士の人材不足は、監査品質に直結し、間接的に影響を及ぼす様々な事象(例えば、経験豊富な公認会計士の退職率の変化、労働環境の変化、公認会計士個人のワーク・ライフ・バランスやwell-beingに対する影響、人工知能 (AI) に対する設備投資の増加、多様性の推進等)とも密接に関係するため、喫緊の課題と考えられる。本研究では、監査に従事する公認会計士に対する質的インタビューにより、当該課題を解決するためのメカニズムを明らかにしようとするものである。

【公募の状況】
公募開始:2024年3月11日
応募期限:2024年5月13日
応募件数:4件

【選定結果の総括】
 採択された研究をはじめとして、CSR情報、DXの進展、AIの活用が監査に与える影響など、公認会計士/監査業界が抱える今日的課題に焦点を当てた研究提案が寄せられた。
 採択された研究は、監査に従事する公認会計士の人材不足という我が国及び諸外国において課題とされている根本的なテーマを対象としており、研究成果が実務の改善に資する重要な示唆を与える可能性が高い点、及び学術研究上への広範囲な貢献が期待できる点が評価された。

以  上

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