第39回研究大会研究発表の募集について
〈メインテーマ〉伝統の上に築くイノベーション~人口減少社会を乗り越える新機軸~
〈開催日〉平成30年9月14日(金)
〈会場〉アスティとくしま(徳島県立産業観光交流センター)
(徳島県徳島市山城町東浜傍示1番地1)
日本公認会計士協会は、「伝統の上に築くイノベーション~人口減少社会を乗り越える新機軸~」をメインテーマに掲げ、第39回研究大会を徳島県徳島市にて開催します。
日本の人口は約1億2,700万人ですが、そのうち過半数の約6,860万人が東京、大阪、名古屋を中心とする大都市圏に集中し、残りの半数弱が地方都市に拡散しています。特にここ徳島県では、このような一極集中化とともに少子高齢化の影響をまともに受け、人口は毎年減少し、今や約75万人(全国第44位)となっております。
徳島県では、このような人口減少対策として「サテライトオフィスの誘致」「UIJターンの推進」等の様々な施策を行っていますが、未だその効果は顕著には表れておりません。
このような状況の中、職業会計人である公認会計士としていかに革新的なイノベーション(新機軸)を創り出していくのかが今まさに問われるところであります。
地方都市には大都市圏とは異なる伝統・文化というものがあります。そして一方ではITの進化によるビジネススタイルの変化があります。その二つを融合することにより、地方でも、いや地方都市でなければできないビジネスの創造をサポートしていくことが、地方で活躍する公認会計士に求められる使命ではないでしょうか。
ユビキタスによるテレワークの実施、クラウドファンディングによる直接金融等のIT革命と、地方にある伝統・文化の融合から生まれるイノベーション(新機軸)。その中に公認会計士としての活躍の場を見出し、地方から活躍できる職業会計人をより多く作り出していくことがこれからの我々の課題ではないでしょうか。
新しい公認会計士の姿を創生していきたいものです。
募集する研究発表は、多様なニーズを考慮し、論文発表やパネルディスカッション、特定のテーマについて会場内の出席者も自由に発言できるフリーディスカッションなど形式を問いません。
募集要領は以下に記載のとおりです。皆様の積極的なご応募をお待ちしています。
研究発表募集要領
1.応募資格
会員・準会員及び一般有志
2.募集テーマ
原則として、メインテーマ「伝統の上に築くイノベーション~人口減少社会を乗り越える新機軸~」に関連するテーマとします。
3.募集内容
(1) テーマ及び発表者(パネリスト)の募集
① 研究論文による発表
日頃の研究内容を論文にまとめて、研究大会当日、発表していただきます。ご応募いただく際は、MS Wordソフトウェアを利用して次のとおり論文を作成し、選考結果の送付先となる住所を明記の上、電子データをメールに添付してお送りください。
・ A4判10頁以内(目次、図表等全てを含みます)
・ 1頁の設定 40字38行(フォントサイズは本文11ポイント)
※ なお、研究論文については会員からの推薦も選考の対象とします。応募の際は、推薦する研究論文(テーマ)及び発表方法に発表者の住所・氏名・職業・電話番号、発表者の同意を得ている旨を明記の上、お送りください。
② パネルディスカッション形式による発表
研究内容をスライド資料としてご用意いただき、研究大会当日、その内容についてパネリスト間でディスカッションを行っていただきます。ご応募いただく際は、MS Wordソフトウェアを利用して次のとおりパネルディスカッションの企画書(テーマ・発表の趣旨、目的・内容の概要・パネルディスカッション形式とした理由・パネリストの略歴を記載)を作成し、選考結果の送付先となる住所を明記の上、電子データをメールに添付してお送りください。
・ A4判の5頁程度
※ 採用となった方には、当日掲示・配付用のスライド資料(MS PowerPointソフトウェア利用)を後日ご提出いただきます。
・ 人数はパネリスト及びコーディネーター含め5名以内(厳守)
(2) テーマの募集 ~フリーディスカッション形式による発表
公認会計士制度、業務に関係し、日頃関心を持っている内容で大会参加者と意見交換してみたいと考えるテーマについてのご提案を募集します。ご応募いただく際は、テーマ(例えば「公認会計士制度のあり方」など)及びテーマ選定の趣旨、目的を作成いただき、発表者として希望する者のリストを添えてお送りください。
継続的専門研修制度協議会において、テーマに合ったコーディネーター等発表者を選定します。
※ ご応募いただく際は、発表テーマ及び発表方法を明記の上、住所・氏名・職業・電話番号を記載の上、ご応募ください。
4.応募及び推薦締切日
平成30年2月16日(金)(必着)
5.選 考
継続的専門研修制度協議会において、研究発表のテーマとしてふさわしいか否かを基準として審査・決定します。
また、発表方法(研究論文、パネルディスカッション形式、フリーディスカッション形式)が偏らないように考慮し選考いたします。
ご送付された原稿等は返却いたしませんのでご留意ください。
6.発表予定テーマ数
今大会(第39回研究大会)では、10テーマの発表を予定しており、うち2テーマは、研究大会開催地域会である四国会に割り当てる予定です。
また、学術賞受賞作品の中で研究発表テーマとしてふさわしいものがあれば、10テーマの中に含めることも検討します。
7.研究発表の決定
平成30年4月末を目処に、応募された方に選考結果をご連絡します。
なお、選考経緯等は公表しませんので、あらかじめご了承の上ご応募ください。
8.送付先及び問合せ先
〒102-8264 東京都千代田区九段南4-4-1
日本公認会計士協会 総務本部 研修グループ
TEL 03-3515-1125(直通)
FAX 050-3737-6397
E-Mail kenshuu@sec.jicpa.or.jp
(企画運営)継続的専門研修制度協議会・四国会研究大会実行委員会
<参考>前回の研究発表テーマ一覧(第38回研究大会)
【研究発表①】
テーマ1 |
【論文発表】 データ監査とオープンデータ |
テーマ2 |
【パネルディスカッション】 事業承継と企業価値の向上 ~中小企業を救う公認会計士の企業価値向上への挑戦~ |
テーマ3 |
【パネルディスカッション】 組織内会計士の倫理~不正会計及びその他の違法行為への対応~IESBA「違法行為への対応」を受けて~ |
テーマ4 |
【パネルディスカッション】 農産物で地方創生 ~地方から日本全国・海外へ~ |
テーマ5 |
【論文発表】 社会福祉法人が取り組むべき地域包括ケアと公認会計士の役割 |
【研究発表②】
テーマ1 |
【パネルディスカッション】 産学官連携による北陸の地方創生-グローバル化を視野に入れた北陸に於ける取り組みと公認会計士の役割 |
テーマ2 |
【論文発表】 地域金融機関の融資判断における特別目的の財務諸表等の監査等の利用と地方創生 |
テーマ3 |
【パネルディスカッション】 ITの新潮流がもたらす地方創生~期待される公認会計士の役割~ |
テーマ4 |
【パネルディスカッション】 事業承継と公認会計士に期待される役割 ~国から地方へ~ |
テーマ5 |
【論文発表】 地方公共団体の財務状況の把握~内在リスクと今後の対応について~ |