ISA540改訂プロジェクト「プロジェクトのアップデート及び予想信用損失モデルの適用により生じる監査上の課題に関する初期段階における検討状況」の仮訳の公表について
国際会計士連盟（International Federation of Accountants：IFAC）の国際監査・保証基準審議会 (International Auditing and Assurance Standards Board：IAASB)は、IFRS第９号「金融商品」等の会計基準の改正に対応し、また、会計上の見積りの監査の向上を図るため、国際監査基準（ISA）540 「公正価値に関する会計上の見積りを含む、会計上の見積り及び関連する開示の監査」の改訂の検討を進めています。IFRS第９号は、貸倒引当金の計上（特に金融機関）に大きな影響を及ぼすことが想定されることから、IAASBは、2016年３月に、ISA540改訂プロジェクト「プロジェクトのアップデート及び予想信用損失モデルの適用により生じる監査上の課題に関する初期段階における検討状況」（原題“An Update on the Project and Initial Thinking on The Auditing Challenges Arising From the Adoption of Expected Credit Loss Models”）を公表しています。Part AではISA540改訂プロジェクトの概要について、Part Bでは予想信用損失に係る引当金に対する監査上の特別な考慮事項についての初期段階における検討状況について記載されています。
我が国においても会計上の見積りの監査の重要性はますます高くなり、またIFRS任意適用が拡大していることから、日本公認会計士協会においてその仮訳を作成いたしましたので、お知らせします。
・ 仮訳
・ 原文はこちら
http://www.ifac.org/publications-resources/isa-540-revision-project-publication