お知らせ

国際会計士倫理基準審議会(IESBA)公開草案の公表について(ご案内)

2014年06月06日 常務理事 上林 三子雄

  国際会計士連盟(International Federation of Accountants :IFAC)の国際会計士倫理基準審議会(International Ethics Standards Board for Accountants :IESBA)から、公開草案「監査クライアントへの非保証業務に対処する倫理規程の一部規定変更案(原題:Proposed Changes to Certain Provisions of the Code Addressing Non-Assurance Services for Audit Clients)」が2014年5月20日付で公表されております。

  本公開草案は、IESBAが実施した非保証業務に係る各国の状況調査や証券監督者国際機構(International Organization of Securities Commissions :IOSCO)からの提言等を踏まえ、主にIESBA倫理規程が財務諸表監査に係る独立性に対する厳格なアプローチを確保することを目的に、以下の3点に関する非保証業務に係るIESBA倫理規程の規定の改訂を提案しております。

 

・会計事務所等が担うことはできないとしている監査クライアントの「経営者の責任」とはどういうものかを明確にすること。

・社会的影響度の高い事業体ではない場合に、“定型的又は機械的”な会計及び記帳サービスであれば監査クライアントに提供可能としているが、当該“定型的又は機械的”とはどういうものかを明確にすること。

・監査クライアントへの提供を原則禁止としている記帳サービス及び税務サービスについて、緊急の場合には例外として提供を認めているが、当該“緊急的例外”規定を削除すること。

 

  改訂内容の詳細につきましては、以下のIFACウェブサイト(英文サイト)をご覧ください。

http://www.ifac.org/news-events/2014-05/ethics-board-proposes-enhancements-certain-non-assurance-services-provisions-eth

 

  また、コメント提出につきましては、上記のウェブサイトをご参照の上、IFACに直接お送りください。コメントの募集期限は、2014年8月18日(月)までとなっております。

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