- 掲載日
- 2022年12月02日
主催:日本公認会計士協会
組織内会計士協議会
日本公認会計士協会・組織内会計士協議会では、組織内会計士の資質の維持及び向上を図るとともに、組織内会計士の組織化を推進し会員及び準会員の活動領域の拡充及び人材の流動化を促進することを目的として、組織内会計士に関する研修会等を実施しています。
この度の研修では、2領域の心理学を中心として、皆様のお仕事を円滑にする知見をご提供できたらと思っております。1つは、教育心理学です。勉強と業務は当然違うのですが、研究の世界では概ね「遂行」としてまとめられます。ですので、業務遂行に役立てられる知識をご紹介したいと思います。もう1つは、社会心理学です。こちらは、業務を取り巻く組織内のコミュニケーションについて解説します。
具体的には、3つのトピックについて話します。最初は、講師の専門である「先延ばし」についてです。世間では、「サボり」「怠け」とほぼ同義語として扱われている先延ばしですが、そうしたイメージは正しいのでしょうか。先延ばしのタイプについて診断・解説することで、新しい一面が見えてきます。先延ばしについて正確な知識を得ることで、適切な休息の取り方や効率的な業務の進め方についてアイディアを得ていただけたらと思います。
次に、ストレスについて、心理学の古典的理論を基に解説します。特に重要なのは、状況に応じたストレス対処です。ビジネスマンとしてのキャリアは約40年間と長いものであり、ハードワークだけでは対処できないときもあるでしょう。「ストレスと向き合ってはいけないとき」「思いきり遊んだほうが良いとき」など、ハードワークとは異なる角度からストレスと向き合う考え方をお伝えします。
最後に、バイアスについて研究をご紹介します。バイアスというのは、考え方の歪みのことです。歪んだ考えは歪んだコミュニケーションを産みますので、バイアスが無いに越したことはありません。ただし、人間は神様でも機械でもないので、歪んだ考えをまったくのゼロにすることはできません。歪んだコミュニケーションに対する「ワクチン」として、人間がやりがちな過ちについて知っておくことで、組織内のすれ違い、ミスコミュニケーションを減らすきっかけとなったら幸いです。
<研修会概要>
【開催日時】 | 2022年12月9日(金)18:30~20:30 |
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【開催方法】 | リモート |
【単位コード】 | 9201 |
【Eラーニング】 | 有 |
【内 容】 | 1. はじめに
1) 自己紹介 2) 心理学の概要と意義 2. 先延ばしと業務遂行 1) 先延ばし研究の概観 2) 「タイプ別」先延ばしの診断と対処方法 3. 業務上のストレスと対処 1) ストレス理解の基礎 2) ストレス対処の種類と方法 3) 日々のストレスケアのために 4. バイアスと組織内コミュニケーション 1) 基本的なバイアス 2) 就業場面で見られやすいバイアス |
【講 師】 | 小浜駿氏(宇都宮共和大学 シティライフ学部 専任講師) |
【参加対象者】 | 日本公認会計士協会会員及び準会員 ※参加者にはCPE単位(2単位)が付与されます |
【参加費】 | 無料 |
【参加申込方法】 | 日本公認会計士協会CPE ONLINEから申込み https://secure.cpe.jicpa.or.jp/education/ks_list2.php?cd240=0001948 ※ご都合が悪くなった場合は、CPEONLINEからキャンセル手続きをお願いいたします。 |
【申込受付期間】 | 12月6日(火) |
【問合せ先】 | 日本公認会計士協会 組織内会計士協議会事務局
Mail: paib@sec.jicpa.or.jp |
以 上