- 掲載日
- 2022年03月08日
主催:日本公認会計士協会
組織内会計士協議会
日本公認会計士協会・組織内会計士協議会では、組織内会計士の資質の維持及び向上を図るとともに、組織内会計士の組織化を推進し会員及び準会員の活動領域の拡充及び人材の流動化を促進することを目的として、組織内会計士に関する研修会等を実施しています。
組織内会計士が直面し、あるいは今後直面する困難な状況を克服するために、CFOの現役やOB・OGをお招きして、注目を集めた事例や事件等について、様々な課題を乗り越え、日本企業の一般的なCFOとは異なる対応をしてきた実態を赤裸々に語っていただくことは大変有用です。
そこで、CFOの現役やOB・OGに貴重なお話をしていただく『CFO事例研究シリーズ』を企画しています。
今回はその第3弾で、水野 省三様(元パナソニック株式会社 財務・IR部門責任者)に、パナソニックがマイナス1兆円のネット資金となった、まさに会社存亡の危機に直面した状況のお話と急成長のベンチャー企業に経営管理ノウハウを伝授したお話を中心に伺います。
経理財務部門がリーダーシップを発揮し、いかに経営改革の旗振り役として全社を動かしたのか、大企業と急成長ベンチャーでの二つの事例を聞くことは、組織内会計士にとって、貴重な体験になるでしょう。
今回は、一企業の深刻な経営課題とそれを打開するための「具体的な事例」に関する研修となるので、以下の条件で実施します。
(1) リアル開催に限定します。
(2) DVD化やEラーニング化はしません。
(3) CPE研修の案内は、組織内会計士ネットワーク会員に限定します
(WebやCPEニュースでの案内はしません)。
<研修会概要>
【開催日時】 | 2022年3月15日(火)19:00~21:00 |
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【開催方法】 | 対面 |
【Eラーニング】 | Eラーニング無し |
【内 容】 | 2011~12年はパナソニックが2年連続で7000億円を超える赤字を出し、マイナス1兆円のネット資金となったまさに会社存亡の危機。財務部長として、まずは「経営の見える化」により赤字事業の撲滅に尽力。次に、「全社を巻き込んだ資金創出活動」により2年余りでネット資金マイナス1兆円から「実質無借金」へ資金改善、経営危機を克服。
その後急成長のベンチャーに請われ、経営管理本部長となり大企業での経営管理ノウハウを伝授。 まずは「管理会計システム」を構築して、商品レベルまでの「経営の見える化」を実行。経理財務のみならず事業部門にも開放して数値に基づく科学的経営が浸透。次に毎月の「見通し検討会」によりPDCAを回し、高い見通し精度に基づいてアクションを起こす「先読み経営」を実践。 地道な資金改善活動と税務戦略で枯渇していた資金は大幅に増加、自己資本比率も大きく改善し、盤石の財務体質を構築。 |
【講 師】 | 水野 省三氏(元パナソニック株式会社 財務・IR部門責任者)
パナソニックの経理として、国内・海外、製造・流通の現場で20年、本社部門の経理・財務・監査の3部門で15年間勤務。 最後は海外部門CFOや、財務・IR部門責任者を歴任。 パナソニック退職後、グリーで執行役員経営管理本部長として6年間勤務。 その後大阪に戻り、企業の取締役、社外監査役として活動中。 |
【単位コード】 | 5102 |
【想定する対象者】 | エキスパート 日本公認会計士協会会員及び準会員 ※参加者にはCPE単位(2単位)が付与されます |
【問合せ先】 | 日本公認会計士協会 組織内会計士協議会事務局
Mail: paib@sec.jicpa.or.jp |
以 上