【社外役員推奨研修】 公認会計士社外役員ネットワーク研修会 「投資家の考え方の理解(入門編) ~公認会計士社外役員として知っておくべきこと~」開催報告(2/5)

掲載日
2024年02月19日

 2024年2月5日【社外役員推奨研修】公認会計士社外役員ネットワーク研修会「投資家の考え方の理解(入門編)~公認会計士社外役員として知っておくべきこと~」が開催されました。

 後日eラーニング配信を行いますので、ぜひご視聴ください。


【講師】   : 古布 薫 氏 
         (インベスコ・アセット・マネジメント㈱ 運用本部 日本株式運用部ヘッド・オブ・ESG)
         松原 稔 氏 
         (りそなアセットマネジメント㈱ チーフ・サステナビリティ・オフィサー 常務執行役員責任投資部担当)
         葉山 良子氏 (日本公認会計士協会専門研究員、スギホールディングス㈱社外取締役)




【概要】
 投資家との対話はますます重視されておりますが、社外取締役、社外監査役等に就任している公認会計士にとって、投資家が企業とどのように関わっているか、投資判断はどのように行うのかなどの投資家サイドの活動内容や情報について、具体的に知る機会は多くない状況かと思います。
 本研修では、前半に日頃機関投資家として活躍されている講師から「投資家の基本的な考え方」について講義をいただき、後半では、パネルディスカッション形式で、お二人の機関投資家に社外役員からの質問に答えていただく形で、投資家の考え方の理解を深めました。

 講義では、企業との対話(エンゲージメント)の状況とスチュワードシップ活動の概要、投資家を取り巻く環境とその変化、東証の要請を踏まえた資本コスト経営に向けた取組状況や取締役会及び社外取締役への期待等についてお話しいただきました。
 後半のパネルディスカッションでは、①社外役員の資質、②資本効率を意識した経営、③サステナビリティ及び開示関係等に関して、上場企業の社外役員である公認会計士が感じる課題感や疑問等について、機関投資家のお二人から回答をいただく形で意見交換がなされました。執行からの独立性を保ち公正不偏の態度で発言ができることは公認会計士の特徴でもあり、社外役員に就任する公認会計士への投資家からの期待として、モニタリングボードにおいて、他の社外役員をリードする存在となって資本市場が公正に機能することを担保する役割を果たして欲しいという力強いメッセージもいただきました。
 今回の研修が、会員の皆様にとって上場企業の役員として活躍するための対話のコツのヒントを得る機会となれば幸いに思います。


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