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品質管理基準報告書第1号実務ガイダンス第4号「監査事務所における品質管理に関するツール (実務ガイダンス)」の改正の公表について

掲載日
2024年01月19日
号数
26号
常務理事 結城 秀彦

 日本公認会計士協会(監査・保証基準委員会)では、2024年1月17日開催の常務理事会の承認を受けて、品質管理基準報告書第1号実務ガイダンス第4号「監査事務所における品質管理に関するツール(実務ガイダンス)」の改正を公表しましたのでお知らせいたします。

 本実務ガイダンスの改正の概要は以下のとおりです。

  • 品質管理システムの評価に当たって実施する評価手続の計画、発見事項の評価、不備の識別・評価、結論までの具体的な手順や文書等を例示する様式として、様式2-1及び様式2-2を追加しております。
  • 個別に識別された不備を評価するために用意された様式2-1では、評価の便宜を考慮して、品質目標を設定した品質管理システムの構成要素と、その他の不備が生じ得る品質管理システムの側面に区分した様式を提供しております。様式2-2においては、様式2-1の評価を総合して結論を記載することとしております。
  • 公表済みの整備ツール(様式1)では、ガバナンス及びリーダーシップについて監査法人のガバナンスコードの改正が有ったことに対応し、本文及び様式1の記載を更新しております。
  • 関連する品質管理基準報告書等の記載事項を取り込んで作成しておりますが、一つの例示にすぎず、品質管理システムの構築・評価に当たっての標準的な様式になることを目指し作成したものではないことはこれまでと同様です。
  • 公認会計士法上の大規模監査法人以外の監査事務所の利用を想定して作成しております。

 なお、本改正の取りまとめに当たっては、2023年10月16日から11月16日までの間、草案を公開し、広く意見を求めておりますが、特段の意見は寄せられませんでした。

以  上

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