棚卸立会

棚卸資産(商品・製品・原材料・仕掛品など)を有する会社は、事業年度末に倉庫などに保管されている棚卸資産の数量を数え、帳簿の記録と一致しているかどうかを確認している。この作業を、実地棚卸と言い、会社が行う実地棚卸の現場に監査人が同席し、その実施状況を視察、あるいは一部について実際に監査人自身がカウントすることによって、在庫数量の妥当性を確かめることを、「立会」と言う。 棚卸資産は様々な場所に保管されているので、食材であればマイナス30度の倉庫の中を歩き回ったり、石油であればタンクの上に乗って確認したり、棚卸立会は、体力・気力も必要な手続なのである。

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