クライアントが直面する課題やニーズに対して、解決策を提案・実行していくのがアドバイザリー業務です。プロジェクトごとに状況が異なるため、業種や業務に応じた専門知識と創造力が求められます。
北海道大学会計専門職大学院修了、17年監査法人入所、監査事業部を経て、20年からアドバイザリー業務に従事
主にガバナンス関係のアドバイザリーとして、規程やマニュアル関係の整備運用支援に携わっています。以前は製造業を中心に監査業務に従事していましたが、監査をしていく中で、「クライアントの業務や資料の品質を満たすと同時に、その効率化も図れるのでは」と考えるようになり、監査では対応できない領域を経験するためにアドバイザリー部門へ異動しました。
規程やマニュアル整備においては、監査業務で学んだ「ガバナンス上あるべき枠組みは何か」を念頭に置き、「クライアントの要求事項および実態」を調査した上で、どのような枠組みであれば必要な条件を満たせ、かつ実現可能かを、クライアントやチームメンバーと繰り返し協議する作業が求められます。昨今、ガバナンスへの注目が高まっている状況において、クライアントと実務運用まで見据えた最善のガバナンスを整備していく業務は、私自身にとっても貴重な経験となっています。
DX(デジタルトランスフォーメーション)や SX(サステナビリティトランスフォーメーション)などビジネスが目まぐるしく変容していく中、 会計処理のみならず、ガバナンス対応や情報開示、社内教育など、あらゆる場面で公認会計士の必要性が増しているのを感じます。ビジネスや新技術への感度を高め、常にクライアントの一歩先を見据えて価値のあるサービスを提供し、より多くの方から信頼を得られるプロフェッショナルになりたいと思います。